あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

飲み会 - 感

今回は飲み会で起きた事に関しての感想。

遅刻について。
やっぱり、俺が少数派。
「お客さん優先」が当たり前。

「当たり前」と思えたように、「相手はそれでいい」と思った。
そして俺も「自分はこれでいい」と思った。



今まで会って来た柔道整復師、特に経営をしている人たちはメラメラ感がすごかった。
やり手の柔道整復師も常に笑顔で、何も言わなくても「やりまっせ!!」オーラが出てた。

そのギラギラ感を察知したからか、ある話の流れからバイク屋が「なんでその仕事をしようと思ったか?」の質問をした。

先に俺が答えた。
俺は前に自分の体を壊した。
その時、整体に治してもらったから恩返しで。

と言うと、やり手の先生が「一番いい動機じゃないですか」と言ってくれた後に、「自分はお金」と言っていた。
「金儲けしてる整体師をテレビで見て」と答えていた。

「お金儲け」を目標にして、それに向けて行動して実際できている。
これはこれですごいことだと思った。

目的が違うだけでお互いいい、と思えた。



お互いのお店を訪問し合う事に関して、全員から反対された。

これに関しては「言われなくてもわかってる事」と「それに関しては言われたくない」というのがあるのはみんな共通している、ということがわかった。

それでもしたかった俺は、ここでも少数派だということがわかった。



ケンカになった時、バイク屋柔道整復師が少し下を見て止まってた。

これはちょっと面白くもあり、「えっなんで?止めるの俺だけ?」とも思った。
そしてそこからあまり記憶がないけど、俺は俺でなんでそのタイミングでトイレに行ったのかも謎。

トイレから返ってきたらバイク屋柔道整復師が二人をなだめていたから、関わりたくない人達ではないというのはわかった。



足りなかったお金。

飲み会の翌日、柔道整復師に確認すると、「そう言えばやり手の先生が払ってないですね」とのことであっさり解決。
その後、柔道整復師バイク屋の連絡先を聞いてきた。
その理由はその後、すぐにわかった。



ケンカ。

飲み会の翌日、ケンカになった理由を考えてみた。
まぁ考えるまでもなく、行政書士がいらんことを言ったから、やろう。
我慢の限界を超えたからキレてしまった。

そして考えた。
仮に行政書士が俺にひどい悪態をつき続けたら俺はキレるやろうか?

いくつかひどい言葉を考えたけど、「いやぁそうなんですよ」と俺は笑ってごまかすことしか想像できなかった。
そして、それはどうなんやろうと思った。

バカにされても怒らない。
その程度の生き方しかしてないということでは、と思った。

すると、手を出したことはアカンけど、それだけ情熱やプライドを持って生きているやり手の先生がすごいと思えた。
だから悪いのは怒らせた行政書士だと思った。


その翌日。
いや、待てよ。
行政書士とは何回か会って飲みにも行ったけど、そんなに人を怒らせる人間ではない。

彼は色んな異業種交流会に行って、対応力もあるはず。
俺が「飲みに行きたい」と思えたことからも、イヤな人間ではない。

だから「やり手の先生にそう言わせる何かがあったんやろう」と思い直した。
だからどっちもどっち。



謝罪。

飲み会の翌日のお昼頃、やり手の先生からお店にいきなり電話がかかってきた。
「すいませんでした」としっかりした謝罪。

おそらく朝一から仕事のはず。
時間の隙間で連絡先を探して、隙間の時間で電話してきたんやろう。

柔道整復師バイク屋の連絡先を聞いてきたのも恐らくこのため。
ということは皆に謝ったんやろう。偉いな。



まとめ。

飲み会の時、やり手の先生が「集客の方法は色々ありますよ」と教えてくれそうやった。
でも俺はトイレに行ってごまかした。
あまり聞きたくなかったんやろう。

俺は、「お客さんの体調がよくなるように」その為に技術を磨けば自ずと結果は付いてくる。
そう思っていた。

しかし、そうはなってない。
治療と経営は違うというのを実感してる。

しかし、「来てもらう為」何かをしようと思えない。
来たい人が来てくれたらそれでいい。

来てくれた時に俺がどれだけできるか、それが一番重要だと思っている。
この思いを再確認できた。


人にバカにされたらキレるくらい一生懸命生きている人。
おそらくバカにされても笑ってごまかし、集客の努力をしようとも思わない人。

こう思った時、
みんなちがって、みんないい。
という言葉を思い出した。

金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」という詩の一節らしい。