あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

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整体を一番初めに教えてもらったのは、今は亡きU先生。
本当に申し訳ないが、U先生の教え方では時間とお金がいくらあっても足りない。
そう思って、協会の大先輩O先生の所にお話を聞きに行った。

その時に話をして「大先輩O先生に教えて欲しい」と思って、それをU先生に報告した。
するとU先生は「それはよかった」と言って笑顔で送り出してくれた。

教えて貰える内容は素晴らしく「基礎が大切」という話もよくわかった。
しかし、大先輩O先生の所に通う内に「これまた使えるようになるまで時間がかかるなぁ」と思うようになった。



確か、ちょうどその頃やったと思う。
今は亡きU先生と大先輩O先生の先生でもある師匠から直接教えて貰えるようになった。

確か一時は両方行ってたと思うけどお金が厳しく「どっちか?」となった時、師匠の方がよかったので大先輩O先生の方は途中でやめる形になった。
それから数年経ってるけど、師匠からはたぶん一度も抜けることなく毎月教えて頂いている。


数年経ったある時、知人から「大先輩O先生の所に二人で勉強に行くのですが、一緒に行きませんか?」と誘いがあった。
大先輩O先生の所は「1時間5000円」で教えてくれる。
だから3人が5000円ずつ払えば3時間教えてくれる。

以前途中でやめたけど、3時間5000円というのはお得やし、3人いたら続けられるかも。
この時はお金に少し余裕もあったし、で参加した。

しかし、そのウチの一人が妊娠して途中で抜けるという話になった。
大先輩O先生は「では〇〇さんが返ってくるまで二人は復習をしましょう」と言った。

でも妊娠した人は戻って来る気はなさそう。
仮に戻って来るにしても、1年以上2人で復習だけってのもイヤやった。
だから俺もこれでいったん止めますと線を引き、またまた途中で止める結果となった。

・・・・・・・

合う、合わないもあるのやろう。
大先輩O先生の所に10年以上勉強で通っている人もいるらしいので、「続けたい」と思う人もいる。

しかし、俺は何かあるとやめてしまった。
その原因が5/3大先輩O先生のブログを読んで急に閃いた。



大先輩O先生に教えて貰った時、ゴールをだいぶん先に置く。
そこにたどり着くまでこの手技はできませんよ。
と、言いながらもすごい手技を見せる。

「その手技をしたいから続けよう」と思う人もいるやろうけど、俺は「教える気がないならするなよ」と思ってしまった。

それと「〇〇をするためには基礎の××が必要」
「××はとても大切やから、しっかりできるまで何回も復習します」と言われたら先が見えなくなる。

しかも、初めて行った時は一人やから1時間5000円。
全然進まず嫌になった。

問題は、ゴールが遠すぎたことと、料金。



しかし、師匠は違う。
1回2時間で5000円。

その時に習った症状と同じ患者さんが来たらそのまま使えるような内容を教えてもらえる。

症状の原因と状態を論理的に。
そしてそれに対する改善方法の手技を。
参加者のレベルに合わせて、理論と実技を丁寧に教えてくれる。

それを積み重ねていって今みたいな診断技術も上がって多くのパターンに対応できるようになった。


大先輩O先生のは、階段を一段ずつ上って行って、見えないくらいの頂上を目指す方法。
師匠のは、低い頂上をいくつも登頂させる方法。



これは俺のお客さんに対する態度にも関係しているかもと思った。
俺はお客さんの「健康になった姿」をイメージして、そうなれるように体操などを伝える。
お客さんにはそれが高すぎるのかも知れない。

例えば、ストレスが多い人がいる。
その人に「ストレスを軽減するための訓練法」を書いた紙を渡す。

俺は「どこができて、どこができないか?」を聞きたい。
そしてその「できなかったところをどうやったらできるようになれるのか?」を一緒に考えたい。

でもお客さんは「治して欲しい」人が多い。
だから「自分でする」事自体がきついんやろう。

かといって「その人に合った体操すら言わない」というのは、ちょっと違う。
もう少し「小高い丘」くらいの、その人のレベルにあった目標設定というか会話ができるようにならなければ。。。