あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

保身

保身のために嘘をついたり言い訳するということは、ばれなきゃいいと思ってる。
つまり反省していない。
だから同じ過ちを繰り返す。
モリカケも同じ人種やな。

5月6日
日大と関学大との定期戦でパーソナルファウル(怪我を招く危険な反則行為)があった。

そのことで昨日(5月22日)20歳の学生本人による謝罪会見が行われた。

なぜ学生が謝罪会見することになったか。
それは大人が逃げたから。
自分の良心を守るために学生本人が会見する必要があった。

監督と学校は「指導と選手の受け取り方に乖離があった」と説明。
これは「本人が表に出て本当のことを言わない」ことが前提で成り立つ言い訳。

監督は保身のために言い訳をし、学校は「受け取り方の違い」で有耶無耶にしようとしている。
学生本人は顔と実名を出して、自分の将来をかけて本心を語った。
そのおかげで事実が明らかにされた。



「最初から両親と監督と面会した時に、指示があったってことを出してほしいということは伝えていたので、出してほしいという気持ちはあります」
監督(大人)に裏切られた学生(子供)はどう成長していくんやろう。

「指導については僕が言える立場ではないので。二度と同じようなことが起きないことを望みます」
真摯に反省し、自分のことだけに集中する。

「自分の意思に反するようなことは、フットボールに関わらずですけども、全てにおいてするべきじゃないと思います」
これは自分も含め、多くの人に言えるのでは。

ここでも「#MeToo」が起こってもいいと思う。
似た被害者は他にも絶対いる。



少し前に読んだ、中竹竜二さんの本「リーダーシップからフォロワーシップへ」
この本に書いてあったのは、自主性や個性を発揮させるために、指示を与えるのではく、気付きを与えるということ。


去年、元大関琴欧洲鳴戸親方が部屋開き(2017年4月1日)した少し後だと思うけどテレビに出てた。

ど素人の俺から見ても「そんなやり方で闘争心沸くの?」という甘いというか優しい内容やった。
稽古は厳しいんやろうけど、稽古以外は和気あいあいとしていた。

今ならわかる。
勝つためならなんでもやる、というような闘争心はダメ。
勝つことも大切やろうけど、心が死んでは意味がない。

大関琴欧洲言葉の壁もあった。
苦しい環境で稽古を続けた、ならではの育成方法なんやろう。


張り詰めた糸は切れる。
緊張と緩和が必要。
命令するのではなく、長所を伸ばす。

今回の学生のように、加害者になってしまう人間を育てないよう、保身のために言い訳するような人間にならないよう、大人の意識改革が必要。

学生さん、ようやった。
ちゃんと誤った。反省した。もう同じ過ちは繰り返さないやろう。
アカンのは失敗する人間じゃない。反省しない人間や。