あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

数値を共有、共通の目標

先日の講演会で師匠が兄弟子さんに血圧計や体組成計を置いておくようにすすめていた。
お客さんとデータを共有して一緒に取り組めばお客さんから信用してもらえる。
だから築100年も買って置いておくように。

そう言われたから買うつもりで調べた。
でもネガティブな部分しか思い浮かばなかった。



・個人データの登録に手間がかかる。
身長・性別・年齢をセッティングできるのはだいたい4~5人まで。
ということはそれ以上のお客さんは毎回設定しないといけない。
その時間が余分にかかる。
「年齢」がもし「生年月日」ならそれだけ手間もかかるし、お客さんも言いにくいかも知れない。

・靴下を脱がないといけない。
「裸足で同じものを踏む」という行為を、心理的に嫌がる人はいるのでは?
毎回拭かないといけない。
その手間がまた増える。

そしてこれが決定打となった。
・誤差が出る。
ネットでレビューやコメントを見ると誤差が出るらしい。

それはタニタのホームページにも体脂肪率がバラつく理由を書いていた。
・・・・・・・
「同じ日でも、はかるたびに数字がバラバラでどれが本当かわからない!」
と言った声をよく聞きます。

だからタニタでは、体組成計に乗るタイミングとして、
・起床直後・運動直後・食後・入浴後を避けること
・毎日決まった時間に測定すること
・・・・・・・
を推奨していた。


しかしネットには「体重も誤差が出る」と書いている人もいた。
誤差を出さない為には「固いフローリングの上で測る」とあった。

当店の床はフロアカーペット。
ということは、人が体重計に乗ると少しへこむやろう。
とすると体脂肪率はおろか体重すら図るたびに違うのが出る可能性もある。

それに体脂肪率に誤差が出るなら基礎代謝量もたぶん同じやろう。
同じ時間に乗ってもらうために、同じ時間に来店してもらうことも一つの壁になる。


数値が信用できない。
裸足で踏むという心理的な壁がある。
今まで以上に施術以外の時間がかかるようになる。
ということでこれはしないことにした。



代わりに以前購入した血圧計を見える所に置いた。
高血圧の人は多くくるからその人にとっての数値目標ができる。

以前に当店の血圧計と、近くのスーパーに置いてある大きめの血圧計で計り比べたことがある。
その時はあまり誤差がなかった。

それに血圧の誤差なら自分でも納得できる説明ができる。

数値を共有して共通の目標を掲げる。
という新たな目標は血圧でやろうと思う。