小さい頃は写真に写るのが大好きやった。
人を分け入ってでもなんとかピースをしながら写ろうと頑張った。
目立ちたかったのかも知れない。
小学生の林間学校やったかな、お風呂場での集合写真。
人の隙間を探そうと動いている最中にシャッターを押されたようで、
学校の廊下に張り出された写真には俺のムスコが写っていて一時有名人になった。
それ以来、写真に写るのが好きではなくなった。
大人になってからも写るときには決まってピースをしていた。
いつやったか、ピースサインにはPeace(平和)とVictory(勝利)の二つの意味があることを聞いてから余計にするようになった。
ピースをはじめ、両手でハートを作ったり色々。
それが少し前、東京ディズニーリゾートのキャストは絶対ピースサインをしないという記事を見た。
理由は他国に対する配慮。
気になったから他も見てみた。
親指を立てるしぐさは、アジア圏その他では相手を侮辱するジェスチャー。
日本のOKサインは、フランス・ブラジルなどでは侮辱の意味。
足を組むんで座るのは、エジプトでは相手に敵意を示す。
裏ピースは、欧米では侮辱。
人差し指と親指をこするのは、同じく欧米では「お金」を意味するらしい。これは最近日本の若者の間で小さいハートという意味で流行っているらしい。出所はどうやらK-popアイドル。
DAIGOの「ウィッシュポーズ」、LAではギャングのサイン。
他に見るのはアロハポーズ。
アロハポーズは2種類あることを知った。
“ハングルース”は親指と小指を立てて、手の平を見せるポーズ。
「アロハ」「マハロ」「ありがとう」「じゃあね」の意味。
“シャカ”は親指と小指を立てるのは同じ、手の甲を見せるポーズ。
「元気?」「がんばろぜ!」の意味。
写真に写るのに他国に対する配慮は必要か?
個人なら必要ないやろう。
個人が、受け継いできた文化・風習・習慣(無意識)でするのはいいのではないかと思う。
相手の文化を批判や否定しなければ、「いい」と思っている自分たちの文化を否定することはないと思う。
立場や状況によって変えればいいと思う。
個人で写るにしても、熟知していない他国の方と一緒の時は自分の良かれの押し付けは避けた方がいい。
他国の風習はよくわからないけど目立ちたいなら、坂上二郎の「飛びます飛びます」がいいのでは。
おそらく、他国でも悪い意味の表現にならないやろう(笑)
写真に写るとき、いつか他国の人が見るかも知れない、という意識は持っておいて損はない。
これからは注意しよう。