あっ草花

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ゴールド免許

ゴールド免許とは、「優良運転者」で「優良運転者講習」対象者に交付される運転免許証の通称で、有効期限表示部分の地の色が金色となっている。正式には優良運転者免許証と称する。
Wikipediaより


今日、免許証の更新に行った。
今回初めてのゴールド。

前回から5年ぶり。
講習のビデオに行くまでの書類関係の処理がめちゃめちゃ早くなっていた。
今日は人が少なかったというのもあるけど、作業が簡素化されて早くなったと感じた。

早く処理するためか、少々言葉尻がきつく感じたのが気になったが腹が立つほどではなかった。
初めて行った人は面食らうやろうという程度。
俺はすることがわかっているからあの程度の説明でわかる。

スムーズな処理がすんで講習の部屋に行くと張り紙がいくつかあった。

・携帯電話使用禁止
・講習11時10分から
・5分前には着席してください
・全員着席で早めに始めます

俺が部屋に入ったのは10時45分くらい。
部屋の中は携帯電話が使えないから外に出て携帯を触ろうかと思ったけど、
「全員着席で早めに始めます」
この張り紙を見て残ることにした。



せっかくやから待っている間もらった資料を見て勉強することにした。

人身事故の違反別発生状況(平成24年中)
1位は安全運転義務違反の38.6%
2位は一時不停止で10.4%

安全運転義務違反とは安全不確認や、動静不注視、脇見運転、ハンドル等操作不適などの
ちょっとした不注意のことらしい。


形態別人身事故発生状況
1位は車両対車両で63.4%
2位は自転車対車両の21.2%

車両対車両の中で1位は追突が約1万件で2位は出会い頭で約5千件、3位は右左折時の約3千件。

自転車対車両の1位は出会い頭の約4,500件

そして多発4類型別発生状況というものでは
地区別になっているけど、多くは約30%が出会い頭、20~30%が二輪車関係となっていた。



つまり、出会い頭と追突が一番多く、二輪車はより危険ということやろう。

出会い頭は発車時のことやろう。
原因は、
周りを確認して出たつもりが見ていなかった。
見ていて、いけるやろうと思ったけど行けなかった。

追突は衝突と違い前の車も走っているということやと思う。
つまり、前の車が止まったのに、自分はブレーキが間に合わずにあたってしまったということ。
原因は、
脇見して前を見ていなかった。
見ていたけど、前の車は減速やと思ったのに停止で間に合わなかったとかかな。

要は不注意と思い込みやと思う。



昔はよく警察に捕まった。
一時不停止、駐車禁止、スピード違反。
山道で調子に乗ってブレーキが間に合わずわき道の岩にあたった、なんてこともあった。

若いときは怖いものがないというのと考えが足りないということで事故が多いんやと思った。
警察に何度も捕まるうちに違反金を払うのも嫌やし、危険についても考えた。
車の保険、26歳以上で保険料が変わる意味がよくわかった。

最近は注意する内容もわかっているし、注意もしている。
だから違反も事故もない。

しかし、事故は本人が気をつけても巻き添えをくう時もある。
その不安が頭によぎったとき、一緒に働いている女性スタッフのことを思い出した。



今一緒に働いている女性スタッフ。
俺は「できるのにしない」でもそれでしょうがない、とあきらめて我慢しようとしていた。

しかし、師匠から「できることはできる、できないことはできない、それでいいんです」と教えてもらった。

そしたら、女性スタッフはできるのにしないのではなく「できないんだ」とわかった。
お客様のためや受付周りの整頓なんかも、できる時もあるけど、毎回きちんとするということができないんやと。

作業的には可能なことでも、ちゃんとするということができないんだとわかった時、はじめて前向きに認めることができた。



できるのにしないのではなく、できない。
高齢者の運転にも当てはまることがあるのではないやろうか?

例えば視力。
検査でわかることが全てではない。

視力も一日のうちに変動する。疲れてきたら視力は下がる。状態のいいときに検査をしていたら悪い時はどうなのか?

視界の問題もあるやろう。車の運転は一点を見ればいいというものではない。

見ているつもりでも認識できないかもしれない。
俺が車を運転していた時、道路を横切ろうする人が、車が来ているのも見てから渡った人がいた。
ブレーキが遅れたら引いてしまうくらい際どい時もあった。
「さっき見たのは何やったんや?」と恐くなる時もあるが、認識する能力も年齢とともに落ちるのではないか?

見てからブレーキを踏む時間。
認識して判断して実行する時間も落ちるのやろう。


40歳を過ぎると、年々筋肉量や筋力が減っていくとのこと。
今までは踏ん張れたという頭はあっても体がついてこない、だからつまづいただけで転倒する。

判断力も同じではないやろうか。
「今まで運転してきたら大丈夫」は過信になるのではないか。

これからは車を運転する高齢者の方も増えていくやろう。
俺にできるのは、初心者マークや高齢者マークなどマークを付けた車には余裕をもって接すること。

講習のビデオでも言っていた。
「ルールを守りマナーを身につけましょう」と。