あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

村上対談

 
東証一部に最年少25歳で上場を果たしたIT企業「リブセンス」
社長の村上太一と村上龍との対談

村上龍
広い家に住もうと思わない?

村上太
家に帰って寝るだけ、広いと掃除がたいへん

村上龍
両親の教育、皆と同じ事をしろと言われるか、皆と違っていいと言われるか

村上太
違うことをやっていいと教えは受けてきた
常識にとらわれるな

村上龍
起業について
「ビジネスモデル、人材、資金」どの順番で考えたらいい?

村上太
ベンチャーは順番を考えるとできない
ベンチャーが勝てる理由がなくなる
当時私たちは3つのうちどれもなかった
自分がどれだけモチベーションもってできるか、社会が求めているか
そういった視点でいけばいい
お金がないなら頭を使う、それが将来役に立つ、強みになる

村上龍
何もない状態でどうやってモチベーションをキープする?

村上太
そのサービスが世の中に広まった後の世界を想像する
わくわくする

村上龍
若者の幸福感
労働者として働くということに関して満足している人は非常に少ない
消費者として満足してしまっているのでは?

村上太
始めはそうだった
医者に難病を治してもらって医者を目指す感じ
その感覚を提供する側に回りたい

村上龍
提供する側に回ろうと考える人は少ないのでは?

村上太
圧倒的に日本全員が使うぞ。みたいな思いを持っている人はあまりいない

村上龍
ニッチはニッチで悪くない

村上太
悪くはないが大きなサービスを作るとなるとカーブではなくストレートど真ん中

村上龍
若者の意識の変化
150億円あってもフェラーリを買わない。
意識の変化はある?

村上太
新たな価値観が出始めた
画一的な価値観ではなく
社会にとってどうなのか
とか
より自分の軸を持っている人が増えた

村上龍
社会貢献やボランティアより、お金が欲しいとかうまいもの食べたいとか、綺麗な女性と一緒にいたいとか
ギラギラした欲望は人間として大事。
お金がいらない、利益は出なくていい。というのは違いますよね?

村上太
会社として利益を出すことは新たな価値を生み出すための源泉
しっかりしなければボランティアになってしまう
社会にとってあってもなくてもいい存在で終わってしまう
利益を出してそれを基にさらに大きな事をやっていくことが必要