あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

無邪気

姪っ子二人の
うるさいぐらいの笑い声に元気をもらった

「ロマンチックな家がある」
実家に着くなり連れて行かれたのは
イスとシーツで作った即席のテントのような『家』
そこで遊び、飴玉を使って商売の真似事をする
ジィジもバァバも一緒に遊ぶ
うるさいぐらいの笑い声が飛び交った

邪気が無い
子供はいい



7月1日木曜日
休み明け、勤務初日に飲みに行こうと年配の営業さんと室長から誘われていた
年配営業さんとは3回目
室長と3人で行くのは2回目

年配営業も室長も「縁」という言葉をよく口にする
2回目飲みに行った時、俺は勧められたお酒を断っていた
「楽しくなければ次はない」
年配営業は言ってたけど誘ってくれたのでお供した

どうやら二人で2週間程前に飲み行っていたみたい
話題は「オレが辞めそう」というところやろう

1日の飲み会でも年配営業が何回も
「築100年は頑張ってる、助かってる、今まで半年頑張った
あと半年頑張って給料あげてもらえるように、言えるように、頑張って
それでもアカンなら辞めたらいい」と言っていた

室長からも
「率直に聞くわ、今すぐ辞めたいと思っているのか?」

答えは「NO」やった


酔いがまわったからか、ふとした時に年配営業が
工務店の社長から、
「営業課長は2万5千円の内容の工事で5万や6万の領収書を切ってくれと頼んでくるけど
アンタはええのか」と言われる。』

室長がハット気づき俺を見て
「知ってたんか?」と聞くので
オレは「初耳ですけど、建設業ではよく聞く話ですね」と答えた

すると室長は
「心配せんでもちゃんとするから、築100年にもちゃんとするから」と言った。。。


オレは以前に室長に言った
「以前の現場監督の時は職場環境が最悪で、皆業者とつるんで小遣いもらってましたね
僕もしようと思えばできましたけど、そんなお金は欲しくない
そんなことをしないと続けれらないような状況やったから辞めた」と

それやのに
汚いお金でオレを引きとめようとした
ショックやった
室長が業者とつるんでいるかも知れない
どの業者か
もしかして全部か
一生懸命業者さんの仕事がやりやすいように段取りして
苦情も聞いて室長が汚いお金をもらっているかも知れない
一気に尊敬できなくなった

証拠もない
してないかも知れない
でもあの言葉、あの言い方
信用できなくなった


朱に交われないオレがアカンのか
奇麗事だけでは飯は食えないのか


そんなお金をもらうぐらいなら
貧乏の方がいい