あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

てんかん

先日、8日目 席順 - あっ草花の記事で書いた、「てんかんが起きればしゃべれなくなるから、万が一を考えて見やすい横に座ってもらう。

このことについて「自分一人で送迎するようになって、もしてんかんが起きたら」と思って、発作が起きたときの対処法をネットで探した。


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発作時の対処法 | てんかんinfo

 

3)発作の起こる仕組み
発作が起こる時には、興奮系の神経が強く働いたり、抑制系の神経の力が弱まることで、脳内に激しい電気的乱れ(過剰興奮)が生じます。


下記の対策は主に「強直間代発作」に関してやろう。


発作時の対処法
けいれんの最中は名前を呼んだり、体を押さえたり揺さぶってはいけません。


舌を噛まないようにと、けいれんの最中に口の中に指、タオル、スプーンなどを無理に突っ込んではいけません。
<中略>
物を差し込むより、下顎を下から軽くあげ、けいれんの際に舌を噛まないようにしてあげましょう。


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俺はてんかんと言えば「強直間代発作」しか知らなかった。

(この名称は今日初めて知った)


中学やったか高校やったか、試験中クラスメイトが暴れ出して倒れた。
後で知ったけどそれがてんかんの発作やった。


俺はそれを見て驚いて気分が悪くなって脂汗をかきながら机に伏せた。
昔から臆病やった俺はそんなことで気分が悪くなっていた。

 


次に、人のてんかん発作を見たのは、専門学校に通っていた頃やった。

友達とラーメンを食べている時に友達が器をひっくり返して汁がこぼれているのにじっとしているという状態になった。


その時は以前のクラスメイトのように暴れなかったというのもあるし、もう一人別の友達もいたおかげか、自分もあまり慌てなかった。
発作を起こした友達から話は聞いてなかったけど「あぁてんかん発作かな」と思って器を戻し、意識が戻るのを待った。


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自分が周りで見聞きしたてんかん発作はこの2件くらいかなと思っていたけど、下記の動画を見て驚いた。

 

てんかんの解説 | 動画で知ろう | てんかんinfo

動画解説「見過ごされやすいてんかん発作」


欠神発作、複雑部分発作、ミオクロニー発作の3種類が紹介されていたけど、複雑部分発作とミオクロニー発作は自分で体験していた。
この動画を見て、小さい頃は自分もてんかんを持ってたんやと初めて知った。


「複雑部分発作」これは中学時代も高校時代も1回ずつは覚えている。
一点を見つめて動きが止まる。
動画では「意識はありません」とあるが、自分では「意識が無い」という状態ではなく、どこかに行っている感じ。
だから戻ってきた時に「あぁボケっとしていた」という気持ちになったし、「戻ってきた」という表現がしっくりくる。


中学の時も高校の時もクラスメイトに呼ばれて戻った。
高校の時なんかは、女子の方をじっと見たまま止まっていたみたいで、その子は照れ笑いしながら俺を呼んでいた。


「ミオクロニー発作」動画では「思春期に起こりやすく、朝起きた時に起こることの多い発作」と紹介していた。
確かにこれは高校時代になっていた。
学校の授業中、机で寝ている時に「ビクッ」となった。


当時は何で起こるのか考えもしなかった。
卒業してしばらくしてから「あれは成長期やったからかな?」なんて考えていた。


しかし、「寝ている時に蹴る」ということは大人になってからも2回あった。


1回目は壁際にベッドがあって、壁の内装がクロスではなくまだ塗り壁だった頃。
寝ぼけて壁を蹴って、親指の中に土が入ったことがある。
自分で救急病院に行って、先生に笑われながら爪を切ってもらった。


2回目は猫を飼ってる時にそれが出てしまった。
寝る時、猫は俺の足元で寝てたんやけど、猫を蹴ってしまった。

(それ以来、布団に入ってくれなくなった)


これらは寝ぼけて蹴ったのかも知れない。
でも発作かも知れない。


どちらにせよ、「寝ている時にそういう衝動に駆られて実行する」という状態が「ストレスが溜まっている」サインだったのだと今は思う。


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それが起きている時に起きるのがてんかんという病気なのやろう。
恐らく、体(神経)だけではなく、心も健全ではないはず。


てんかんの原因は検査をしてもわからないことが多いらしい。
それは精神が大きく影響しているからではないやろうか。


心と体は一つ。
薬で対処するより、会話によって本人の希望や意思を聞くことが症状の改善につながると思う。


まとめ
てんかん発作が起きた時は、治まるのを待つ。