あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

感情を超えて思考する

これらを全部読んだ。






俺が百田を知ったのはいつやったか忘れたけど、知った時には好きではなかった。
しかし本は売れ、発言が注目されることは知っていた。
興味はあったけど、彼が書いた本を読む気にはなれない。(映画は一つ見た)

そんな中、「なぜ愛され、なぜ憎まれるのか」この言葉に興味を惹かれ読み始めた。
そして、

百田の実像に迫るべく、私は彼の著作を全て読み、過去のインタビューや雑誌の論説も可能な限り集めた。その上で、百田を重用する出版、テレビ関係者に取材を申し込み、3時間半にわたる本人のインタビューも収録した。
本人にもあらかじめ伝えたように、百田と私は政治的な価値観や歴史観がかなり異なる。「リベラルメディア」と言われる毎日新聞で10年ほど記者経験があり、これだけ売れているにもかかわらず周囲で『日本国紀』を読んだ人に出会ったことはなかった。つまり、私自身も現象を捉え切れていない1人なのだ。だから、知ろうとすることから始めた。「分からない」から出発し、当事者に当たり、事実から浮かび上がる「現実」にこそ、真相が宿るというのが私の基本的な考え方だ。

百田とは異なった価値観を持っている人が、百田を一から、客観的に知ろうとしたことがわかって全文読むことにした。



読んでわかったのが、幻冬舎見城徹百田尚樹は、売れればいい。面白ければいい。という価値観だということ。
ここは理解できない部分。

しかし共通点もあった。
「戦争はよくないと思っている」こと。



それと、記事の中で一番気になった言葉がコレ。

百田尚樹とは「ごく普通の感覚を忘れない人」であり、百田現象とは「ごく普通の人」の心情を熟知したベストセラー作家と、90年代から積み上がってきた「反権威主義」的な右派言説が結び付き、「ごく普通の人」の間で人気を獲得したものだというのが、このレポートの結論である。


そういう人が多くなった。
そういう人とは?
自分が正しく、相手は間違い。
相手の言い分を聞かず、自分の言いたいことだけ言う人達。

それを象徴するのが、百田は自分のことを「右でも左でもない中間だ」と言ってること。



自分のことを中間だと言う=自分の立ち位置がわかっていない=自分を客観的に見ていない=自分中心に考える=自己中心的。

では、なぜそんな人の本が売れるのか?
流行=人が多い、ということから考えて、結論。

今、なぜ百田尚樹が売れるのか?
それは「自己中心的な人間が多いから」



多いから正しいでも、少ないから正しいでもない。
みんな違ってみんないい。

必要なのは対話。
言いたいことを言い合うのではなく、中間点を探す努力をする。

その為に必要なのが、この記事の著者のような姿勢だと思う。

特集にあたり、自分に課したルールがあります。それはホックシールドの言う「感情のルール」を超えて、思考することです。