あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

書き納め

今年の11月15日
初めてオーケストラコンサートに行ってきた。

行く少し前、コンサート風景を想像したことがあった。

指揮者がいて、演奏者がいる。
作曲した人がいて、楽器を作った人がいる。
指揮者を指導した人、演奏者を指導した人、楽器作りを指導した人、またその人たちの両親などなど。

色んな人に思いを馳せた。
その集大成が今度のコンサート、と思いながらワクワクしてた。

そしてコンサート当日の演奏中、一瞬そのことを思い出した。
すると音楽に物語が加わり、より深まった気がした。



その少し後、「抽象度を上げる」という言葉を知った。

認知科学者の苫米地英人博士の造語でもある「抽象度」
抽象度を簡単に説明すると、物事をどのくらい高く広い視野で見るかという高さと広さの度合いを表す言葉になります。これを違う言葉で表現すると、「俯瞰して見る」という言葉で表現することができます。


師匠も「感性の幅を広げる」と言っていた。


要は「多くの人の立場で物事を考える」ことが大切なのでは。
自分の意見も大切にし、できれば周りの意見も加味して、最終合意を中庸(ちゅうよう)にもっていければより良いのでは。

つまり「抽象度を上げる」や「感性の幅を広げる」とは、自分の意見も大切やけど、周りとの調和をとる方がもっといいよね。
ということだと思う。



6月18日「大阪府北部地震

ブロック塀が倒れて犠牲者が出てしまった。
その後すぐ、家の横の小学校はブロック塀を撤去して工事用のフェンスを立てていた。
今もまだ工事用のフェンス。

実家横の工場はフェンスに変えていた。
中は見えないけど風は通るくらいのフェンス。
前よりだいぶん圧迫感がなくなって軽くなった。

これを受けて、人と人との境界線も撤去又は軽くなっていくのではと考えた。
フェンスを見るたびに、彼、彼女たちのおかげだと思い出すと思う。
それが彼、彼女たちが生きた証し。

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6月28日から7月8日にかけて「平成30年7月豪雨
流通にも被害がありスーパーに商品が届かない日があった。

食べ物を作る人、運ぶ人のおかげで普段苦労することなく食事を頂ける有難さを知った。

この時改めて、一人では生きられないということを実感した。
同時に一人ではないということを知った。

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9月4日に日本に上陸「平成30年台風第21号」

自分の家もたぶん7~8時間くらい停電した。
同じ市内やお店のお客さんには3~4日停電してた家もあったとのこと。

信号もチラホラ停電で止まっていた。
家のすぐ近くの4車線の国道も止まっている所があった。
しかし事故は起きなかったみたい。

この時、信号は待たさせる機械ではなく、譲り合うことを知る機会だと知った。

家や店の近所の人とも、「すごかったですね」「大丈夫でしたか?」などの会話をした。
久しぶりの友人から「大丈夫やったか?」の生存確認メールも届いた。

そして声をかけあう大切さを知った。

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北海道全域が停電

2日間で99%まで復電したらしい。
復旧するまでは大変やったやろうけど一方、星が綺麗に見えたと写真がいっぱいアップされている。

不憫に目を向け嘆くのか、目線を変えて楽しく生きるのかを学んだ。

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9月30日に日本に上陸「台風第24号」
21号の復旧もままならない時に追い打ちをかけるように似た進路を取った台風。
21号の経験を活かし、早めに閉店や休業を決めたという話をよく聞いた。
進路が逸れたおかげで、この辺の被害はほとんどなかった。
事前に知って対策を取り、避難することの大切さを学んだ。



少し前、映画、SAW(ソウ)を見た。
シリーズの途中まで見てて、何となく気になっていたから最後まで見た。
この映画はグロテスクなシーンが多く、おすすめしない。

なぜ気になったのか、見終えて振り返ってわかった。
映画のテーマは、死を目前にした時、はじめて心の底から生きたいと願う、つまり生の喜びを知る。
ということだと思う。

死のゲームやけど、逃げ道は用意されている。
悪人であっても、反省できれば生きる道がある。

ヨハネによる福音書 第8章7節
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」

誰にも人を裁くことはできない。
だから大切なのは許し。
自分も他人も許して生きていく。



今年は久しぶりに本をよく読んだ年になった。
ほとんど読んでないのも入れてしまってるけど合計51冊。

来年はもっと整体に集中しようと思う。
だから読む本も専門的にしようと思う。

けど社会的な問題に関して自分の考えを持っておくことは大切やと思うから、ここの記事は書くのでは。

今年はこれで書き納め。
よいお年をお迎えください。