あっ草花

草や花からも気づきを得られる、そんな境地を目指して

気づかない我慢

少し前、久しぶりに映画パーフェクトワールドを見た。
刑務所から脱獄した二人は、逃走途中に民家へ押し入り子供を人質にとる。
主人公のケビンコスナーと子供が逃亡途中で色んな人に会う話。

昔に見た時は何も思わなかったけど、久しぶりに見て監督のクリント・イーストウッドが表現したかったことがやっとわかった気がした。

子供は親の愛が必要。人は環境に大きく左右される。
おそらくこれやろう。



昨日、よくしゃべる男性のお客さんが来た。
先週はじめて来て、昨日で2回目。

1回目の結果がよかったことと、少しなれたのもあってか初回よりだいぶんしゃべってくれた。
彼は家でもかなりしゃべるらしい。

奥さんがおっとり系やから一人でしゃべってることもあるとのこと。
「色んなことを全て言うようにしてる」というのがとても勉強になった。

言いたいことは言わないとわからない。
言ってダメだったことがあれば謝ればいい。
謝って許してもらえなければもっと謝ればいい。

ムカついたならそう言えばいい。
その場で言えないなら思い立った時に後からでも言えばいい。

奥さんとの会話は途切れるけど、子供との会話は途切れないらしい。
子供の質問に答えてあげるようにしている。
子供がわかるように説明しようとすると自分がわかっていないことにきづく。
わかって貰えるように説明するのが自分の勉強にもなる。

こんなお父さんがいる家庭の子どもはすねようがないと思った。



ウチのオトンは普段は優しかった。
愛情いっぱい育ててもらった感謝はある。

でも一方的なことが多かった。

「勉強しろ」
一番覚えているのはこれ。

「今日は学校どうやった?」なんてことは一度も聞かれたことがない。

おそらく、子供というか人としてつらいのは興味関心を持たれないことやと思う。
それと価値観を一方的に押し付けられること。


この2つはダメ親の典型ではないかと思う。
最近は共働きで両親共に忙しく疲れ果てていることが多いのでは。

子供は話を聞いて欲しくて話しかけるがいつも「今は忙しいから後にして(無視)」又は「そんなんいいからコレしなさい(一方的)」
これらが続くと子供は期待しなくなる。

子供は子供で3パターンくらい思いついた。

・従う
・反抗する
・反面教師として学ぶ

従うというより慣れ・あきらめで元気が無くなっていく。
イライラが積もっていつか爆発する。それが反抗期と重なれば手が付けられなくなる。男の子なら力もあるからなおさら。親にしてみれば今まで言うこと聞いてたのになんで、となる。
自分がされてイヤなことは周りにはしないでおこうと心に決める。



漫画ワンピースに出てくるホーディー・ジョーンズは「環境が生んだバケモノ」として出てくる。
ホーディー・ジョーンズは人間を憎むように教育されて、それに従った。


だいぶん前にブログで書いた。
・・・・・・・
赤川次郎がテレビに出てた、始めて見た
最近のストーカー殺人の動機は短絡的であり
小説に書いても面白くないらしい
書くなら「どうしてそういう人間が生まれたか」
・・・・・・・

どう育てたらどう育つか。
学校教育とは違う、親が学ぶべき子供の育て方が必要なのでは。

書きたかったことがそれた。
次回に持ち越し。