小学生の頃に読んだクイズ
ある発明家が耳の聞こえない人のために発明をした
電話が鳴ったら気づけるように、着信があった時に赤いランプが光るという物
しかしこれを見た本人は喜ばなかった
さて、なぜか?
自分が小学生の頃の電話と言えば固定電話やった
確かクイズに載ってた絵も黒電話
今でこそ、着信と同時にランプが光るが当時はそんなものなかった
この頃は正解がわからず、答えを見て「なるほど」と思った記憶がある
答えはこのページの下の方
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「方法論と道具」の記事で、普通に会話はできるけど相手からの干渉を可能な限り軽減する機械を妄想してみた
それを作るには核となる「音を音で消す」技術のさらなる進歩が必要になり、それには時間がかかりそう
でも、途中で閃いた「耳の聞こえない人用」なら今ある技術だけでできるのでは?
それができるなら「目の見えない人用」もできるのでは?
ということで考えてみた
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耳の聞こえない人用
言葉を文字としてスマートグラスに表示する
そうすれば相手の声が聞こえなくても、言っていることは理解できる
マイクの精度を上げる必要はあるかも知れないけどこれはすぐにでもできるやろう
これにプラスして周辺の雑音も文字や記号で表示する
例えば、後ろから車のクラクションを鳴らされたらそれを画面に表示する
左後ろか右後ろか、それも判断して画面に表示する
車のクラクション、自転車のベル、人の叫び声などの違いを認識できて表示できればなおいい
「音がどこから鳴っているか」を判断する技術は、ソナーがあるからできるやろう
「方向を画面に表示」に関してはFPSのゲーム画面を参考にすればわかりやすい
画面に敵が映っていない時にダメージを受けた場合、どっちの方向から攻撃されたかがわかる表示がある
「言葉を文字にする技術」と「音源の位置を知る技術」と「スマートグラス」があれば、耳の聞こえない人でも人の言っている言葉が理解できて周辺の危険察知も楽になる
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目の見えない人用
カメラ機能が付いたスマートグラスに画像認識と音声案内を合わせる
すると例えば、カメラに信号が映れば「2時の方向、10m先に信号があります。赤です。青に変わりました」などと音声で案内する
道路や階段、障害物があればそれらを音声や振動で教える
カメラに映った文字を読み上げる
そうすれば、駅の入り口にある駅名、道路の標識、交差点名、レストランのメニューなどが自分で読める
カメラに何が映っているかを音声で知ることができれば、不安を軽減できるのでは
これも今ある技術を組み合わせるだけでできそう
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クイズの答え
電話が鳴ったことに気がついても相手の声が聞こえないから会話はできない
よかれと思って作ってみても、本人に喜ばれるかどうかは別の話
本人の気持ちになって考えることが大切
ということを学んだクイズやった
9/29 読売新聞
感染ネット報告 利用4割
新型コロナウイルスの感染者データの一元管理を目指して国が導入した情報システム「HER-SYS(ハーシス)」の利用状況を厚生労働省が調査したところ、回答した医療機関のうち4割しか使っていないことが28日、わかった。
「回答した医療機関のうち4割」ということは、回答してなくて使っていないところもあるかも知れないからもっと増える可能性はある
このニュースにも通じる学びかも知れない
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仮に今回の案が商品化されるとしたら、危惧する点が一つ
わかってほしい、白杖で音を立てる理由 歩きスマホに視覚障害者は...
www.huffingtonpost.jp日本盲人会連合のホームページによると、白杖を携帯する目的は以下の3点とあります。
1.安全性の確保
2.情報の入手
3.視覚障害者としてのシンボル
音を出すことには、自分の存在を知らせるためだけでなく、その反響音で周囲の状況を確認する目的もあるそうです。
「反響音を聞いて周辺の状況を知る」というのは、すぐ身に付く技術ではないやろう
便利な物に頼りきるとこういった、本来研ぎ澄まされるはずの能力が発達しなくなると思う
便利な物を作るのも一つやけど、本人は自分にできる範囲で努力して、周囲の人間は「お手伝いしましょうか?」と声をかける
この方が成熟した社会に近づく為にはいいのかも